これから書くのは、私個人的な意見です。
いや、ただの悪口?!
異論・反論ある方もいらっしゃるかもしれませんが、
その場合はどうかスルーしてください。
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一週間ほど前、大家さんにゴミステーションの鍵当番のやり方を教えてもらう事になった。
「こんにちは~。」と言って我が家の玄関まで現れた大家さん、手に何かを持っている。
よく見ると、お菓子のかりんとう。
私達の住む部屋は、門は別だが大家さんの家と同じ敷地内に建てられており、
我が家からゴミステーションに行くには、敷地内を突っ切って行くのが近道。
だけど、その近道には大家さんちの、あの狂暴な犬が繋がれて、待ち構えている。
リードも長めに繋がれているので、まだ慣れない私達はとてもじゃないけど通れない。
そこで、大家さん曰く、「一度オヤツをあげれば、オヤツをくれる人って認識するから大丈夫」と。
で、大家さんに渡されたかりんとうを片手に、いざ庭へ。
庭に近づく前から…厳密に言えば私が玄関を出た時から、その犬はワンワンワンワンと吠え始めた。
「こらっ ○○(犬の名前)! 鳴かないのっ。ほらっかりんとう」
大家さんがそう言ってかりんとうを差し出すと、嬉しそうに食べ始める犬。
でも食べ終わると、また私に向かって吠えかかってきた。
…これ、本当に大丈夫なのか? と思っていると、大家さん、
「大丈夫、お座りさせて、かりんとうあげちゃえばもう慣れるわよ」
なので吠えたてまくるその犬に「お座り」と言うと、ワンワン鳴いていたのが、チョコンとお座りをした。
そしてかりんとうを鼻先に差し出すと、今にもパクつきそうな勢いで待っている。
「おぉ、エライね~」とか言いながら、でも指を咬まれないようにグーの指の間にかりんとうを挟んで
「ヨシッ」と言ってみると、案外優しくかんりとうをパクリとくわえて食べ始めた。
ま、これで慣れたかどうかは疑問だけど、
とりあえず、食べてる隙にここを通り過ぎてしまえ…と、歩きだすと…
くわえていたかりんとうをペッと放り出し、いきなり私に向かって突進してきて、
靴をガブガブと咬み始めた。
こえぇぇ、、、と思ったものの、その犬は靴を咬むのに必死になっている…
よし、靴を咬ませているこの隙に、リードの届かない場所まで逃げてしまおう!
と、歩き出そうとすると!
靴じゃ納得いかないのか、靴を咬むのを止め、今度は私のスネを目がけてきた。
私はもう壁にペッタリ張り付く姿勢で、もう後ろにも前にも横にも逃げ場がない。
どっちに逃げたってリードはまだまだ長さの余裕がるので、犬は私のスネまで届いてしまった。
さっき靴を咬んでいたのと同じように、私のスネをガブガブと咬みはじめ、
スネを咬みながらも次はどこを咬もうか、という目で私の足のさらに上の部分を見ている。
咬まれている足を上げて、片足状態で避けたけど、まだ咬み続ける犬。
忍者とかヤモリように、壁をしゅるしゅると張って逃げられたら…!
と思ったけど、私にはそんな忍術も吸盤も持ち合わせてない。
もう、次は別の場所、もしくは立っているもう片方の足を咬まれるのは時間の問題!
思いっきり犬を蹴り飛ばしてしまいたい衝動を抑えながら、私は叫んだ。
「ちょっとー!○○(大家)さん!この犬、咬む! 咬んでるっ!」
すると、大丈夫だと思い込んで、すでに庭の外に向かって歩いていた大家さんが飛んで戻ってきて、
「こらっ何してるのっ 咬んじゃダメーーーーっ!」といってリードを引いて犬を遠ざけてくれた。
そしてその隙に、私は庭から脱出した。
後ろでは、まだ足りないとばかりに、その犬はワンワンとしきりに吠えたて続けていた。
すごく痛かったけど、縫わなきゃいけないほどのケガじゃないみたい。
大丈夫ですよ、と言いつつ、
狂犬病の予防注射はしてるか?何か病気持ってないか?だけ確認。
何か病気があれば、私じゃなく、私の犬達に病気が伝染するのが一番厄介なので、と。
すると「そのへんは大丈夫だから。」と自信を持って答えていた。
その犬が繋がれているエリアには、
8割が毛と思われるフェルトの塊みたいなウンPが転がっている光景が目に浮かんだし、
以前「注射って大変よね~!ウチの犬はなかなか注射させてくれなくて…」
とボヤいていたのを思い出してちょっと心配になったけど、
とりあえず大家さんの言葉を信じるしかない。
その後、血が垂れる足でゴミステーションに行き説明を受けた。
説明が終わると、庭は通らず遠回りして自分の家に帰った。
家に帰って傷口を流水で洗い流し、消毒していると、
マキロンを持った大家さんが謝りにきて、
「一度でもオヤツをくれると、それを覚えてその人にはおとなしくなるハズなんだけど…」
「あれくらいじゃないと、番犬にならないから。前は共働きだったから助かってたのよ」
という言い訳を何度も何度も聞かされた。
その後も、顔が会えば「足、大丈夫?」と言われたり、言い訳を聞かされたりした。
さらに旦那も「奥さんの足、怪我させちゃってゴメンネ」と謝られたらしい。
本当に悪いと思ってくれているみたいだった。
ところが昨夜。
たまたま大家さん一家(旦那さん、奥さん、息子さん)と私達夫婦で話す機会があり、
当然、犬の話になった。
そこで分かった。
私が咬まれた事を、奥さんは、旦那さんと息子さんには内緒にしているのだ。
旦那さんと息子さんは自分ちの犬がワンワンうるさい、と、前から認めている。
それに引き替え、我が家の北犬達は本当に静かでいいねぇ、と褒めてくれる。
その二人が、「ウチの犬はワンワンうるさい。でも、咬む犬っていうのはまた違うんだよ。
どんなにワンワン吠えても、咬む犬と咬まない犬はは一目見れば分かる。ウチのは吠えるだけだ。」
と、話していた。その話の間、奥さんは適当に話を合わせて相槌を打っているだけだった。
よほど「いえ、私、お宅の犬に咬まれましたけど。ね、奥さん」
と言って、未だ治らないキズを見せてやりたかったけど、相手は大家さん。とりあえず我慢した。
我慢しながら、私は無償に腹が立った。
犬に咬まれた時も、本当は蹴りを入れるとか、張り飛ばすとか、ねじ伏せて抑え込むとか
何かしらの反撃をしたかった。
でも、大家さんの犬だし、犬にどんな接し方をしてるのかわからないから、我慢してたら咬まれた。
私が咬まれた事を知らず、自分の犬は咬まないと思い込んでいる二人に何も言えなかった。
横で、平気な顔で内緒にして「ウチの子は悪くない」とのたまっている奥さんも信じられなかった。
あそこまで狂暴になって人に懐かなくなったのは、
自分達が今まで共働きで、あまり相手をしてあげられなかったからだ、
と平気で正当化してる事も信じられなかった。
そしてことあるごとに、今の犬ではなく、すでに亡くなってしまっている先代の犬の自慢話ばかりする。
なんで今いる犬を可愛がってあげないの? 自慢できるような子にしてあげないの?
そして、大家さん、私は犬の気持ちはお見通しなの、的な事を得意気に言う。
ひばりが癲癇持ちだと話した時も
「やっぱりね~、そんな気がしたの。だってこの犬だけ、な~んか目つきが違うのよ」
と言っていた。
が、数日後、五匹一緒に会ったら、結局どれがひばりだか見分けがつかなかった。
話はそれたけど…。
私は咬む犬が悪いなんて思わない。
なぜあそこまで放っておいたの?と思う。
犬が咬むようになった理由もあるかもしれないし、
もし持って生まれた性格ならば、それをふまえた上で、
それでもわが子として可愛がってあげるべきではないの?
私は調教師じゃないし、訓練士じゃないし、ボランティアでもない。
どんな犬とも仲良くできればうれしいけど、他人が飼う狂暴な犬とまで仲良くしたいなんて思わない。
咬む犬は咬む犬として、だからと言って嫌うのではなく、それなりの対応をしていくだけ。
そしていつか、犬の方から仲良くしてくれたら嬉しく思う。それだけだ。
だからと言って、大家さんが今の犬を全く可愛がってないワケではないみたい。
ちゃんと散歩もしてるみたいだし、(他犬との接触は避けてるらしいけど)、
飼い主には咬みつかないし、吠えない。
「慣れれば平気になるし、吠えなくなる」という言い訳はもう何万回も聞いた。
けど、旦那さんや息子さんの話だと、どんなにオヤツをくれる慣れたご近所さんでも、
吠えるのは吠えるみたいだし。
変な言い訳しないで、その子の性格をそのまま受け入れてあげようよ、大家さん。
それにしても、何もしてないのに犬に咬まれたのは生れて初めて。
モチロン、喧嘩の仲裁に入って咬まれたことはあるけれど。
今は、瘡蓋と言うにはちょっとデカイ血の塊になって、内出血の跡で青さがまだ残ってますが、
化膿することなく、治りつつあるので良かったです。
これが咬まれて三日目の怪我の写真↓汚い足でごめんねごめんねー。
田舎暮らし、合わない人とも付き合わなきゃいけない時もある?
人間関係の修行がまだまだ足りない、と
思い知らさせている北犬ママです。
☆どうかこのブログが大家さんに見つかりませんように☆