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北犬一家


北犬4、南犬1、猫1、人間2で、
2009年に東京を脱出し
八ヶ岳南麓に移住。
古民家借家生活を経て、
標高1260の山の家で暮らしています。
登場動物
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裕次郎♂
シベリアンハスキー
2002年11月21日生
団体行動より一人が好き
脱走命&喧嘩上等!
でも本当は一番優しい、
ナルシスト君
2016年7月15日永眠しました。


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まきこ♀
アラスカンマラミュート
2004年11月25日生
群れ意識が強く一人がキライ
飼い主の言う事をよくきく
頼れる我が家のボス犬
我が強いのがたまにキズ
2018年12月22日永眠しました。


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良太郎♂
チワワ???
2005年10月10日生
一番賢く腹黒い
規格外のデカいチワワ
誰とでも仲良くできる、
我が家の営業担当
2014年7月22日永眠しました。

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ひばり♀
ハスキー×マラミュート
2006年8月7日生
すぐ文句ブーブーよくしゃべる
行動が読めない不思議ちゃん
我が家のムードメーカー
癲癇発作の持病あり
2017年6月3日永眠しました。


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文太♂
アラスカンマラミュート
2006年1月1日生
3歳で繁殖犬を卒業し、
我が家の一員に
頭の中はいつでもお花畑♪
一番デカイけど一番ビビリな
元気いっぱいガサツな野郎


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天♂
茶トラ猫
1995年8月くらいの生まれ
猫らしさがない猫
犬がキライでいつも逃げている
我が家の一番の古株動物
2012年2月5日永眠しました。


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丼(どん)♂
サウスランドフェレット
2001年8月22日生
犬と対等に遊ぶ最強フェレット
大きい北犬にも負けません
2008年12月10日永眠しました。


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過去記事

最終。久しぶりの一人船旅は、何かを取り戻せた感。

御蔵島イルカスイム旅行。


実は、今年の初め頃には、
「今年はイルカと泳ぎに行く。」
と目標設定していました。
それが思いがけない引っ越しやら、なんやかんやあって、バタバタしてて、
目標を見失いかけていたのだけど、
なんとか計画を立て、予約もした。
そこに台風19号。
あー、もう今シーズンは無理かもと思っていたけど、
諦めず行って良かった。


久しぶりの一人船旅は、
楽しみだけど、反面、緊張して不安で、吐きそうだった。
前日の夜には、
「なんでこんな計画を立てちゃったんだろう」
とか、
「旅行するより家でボーッとしてた方がラクじゃん」
などと憂鬱になったし、
一人旅に、こんなに不安になってる自分が情けなかった。

なので、
10年もずっと山梨に籠ってた主婦なんだからしょうがない!
何度も行ったことある御蔵島じゃん。
そうだ、たかが御蔵島一人旅だ!
みんな簡単に行ってるさ!
イルカが待ってるしね!
と自分に言い聞かせた。


で、いざ旅行が始まると、
バックパック背負って歩いてる自分が嬉しかった。

そして久しぶりに、海好き・イルカ好き・島好き・旅行が好きな、
面白い人達に囲まれて、いろんな人と話して、
すごく楽しかった!
すごくワクワクした!
なんか、しっくりきた。

山梨に移住してからの10年間にはなかった、
久しぶりの感覚だった。

そして、安心した。
上手く言えないけれど、
あ、私、いいんだ。
みたいな?
取り戻せた、
みたいな?




10年以上ぶりに奥底から引っ張り出したバックパック。
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愛用してて使いやすいんだけど、もう中がボロボロ。
今度はキャリーケースの方がいいかな。

帰ってきてから荷物の片付けをするのがまたセツナイのよね~。

次はどこに行こうかなー。
いや、その前に、また働いてお金を貯めなきゃいけないんだけども。

そして、気持ち良く「行っておいで~」
と言って送り出してくれた旦那にも感謝してるよ。



また御蔵島に行きたい。
他にも、いろいろ、行ってみたいな。


☆☆☆最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。☆☆☆



其の四。御蔵島最終日、イルカは!

昨晩も興奮してるのか、あまり眠れなかった。
っていうか、暑かった!

10月後半だから寒々しいかと予想してて、
なんなら電気湯たんぽまで持っていってたのに全く必要なかった。
長袖しか持ってない私は、久々に暑さで寝苦しい夜になってしまった。
山梨の山の家の気候を基準に考えちゃうのが良くないんだろう。

でも!
海が昨日と違ってすごい穏やか!
凪!

これはイルカ、行けるでしょう!

昨日、会えなかったぶん、今日は会いたい!

午前のイルカスイムは、朝ごはんの前に行くのです。
でも大丈夫!空腹なんて全然、感じないよ!

船が出ると早速、イルカ~~~!

この日は群れがたくさんで、しかも一つの群れの頭数が多い!
どの群れを目指したらいいのか、船長さんも迷うくらい。
船がイルカに囲まれてる状態。
前後左右、あっちにも背びれ、こっちにも背びれ、遠くにも背びれ。
さぁ、どうする状態。

なんだけど!

初日のイルカのフレンドリーさとは打って変わって、

191104039.jpg
素通り・・・。


すぐ近くまで来てくれるんだけど、
191104038.jpg


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素通り・・・。
※Kちゃん撮影

こんな時は、イルカは寝ているのかもしれない、らしいですね。
イルカは脳の半分ずつ寝るので、
起きている方の脳で障害物を避けて泳ぎながら寝るらしい。

何度か潜って誘ってみたけど、ダメだった。

それでも、海底の砂地に体をスリスリしながら楽しそうに泳ぐイルカとか、
親子のイルカとか、
ちらっとだけくるくる泳ぎしてくれるイルカとか、
野生のイルカを眺めていられるんだから、
楽しいったらありゃしない!

こうしてイルカだらけの海を十分に堪能させてもらい、
楽しい時間はあっと言う間に終了。


イルカスイムが終わって陸に帰る時、
イルカたちが私たちの乗る船の通った後にできる引き波で遊んでいたので、
その背びれに向かって、
ありがとーーーまたねーーーー
と手を振ってお別れ。

ほんと、また来るから、その時まで元気で!
また遊んでね!!

宿に戻って、お風呂に入って体を温めて、
朝ごはん兼お昼ご飯を食べて、
荷物のパッキングとか清算とか船のチケット買って、
バタバタしているうちに、帰りの時間が近づく。


この日は凪で橘丸も無事に寄港。

港に入ってくる橘丸。
191104031.jpg
あーあ。本当に帰っちゃうんだな。
いや、こうして予定通りに、船で無事に帰れるのはいいことなんだけど。


お世話になった宿の皆さんにお礼を言って、船に乗り込む。
あーあ、帰りたくない。


191104032.jpg

手を振る島の人たち。
離れて行く御蔵島。
イルカの棲む海からどんどん遠ざかる。

47歳初老のおばちゃんはもう涙腺ヨワヨワだからさ、
うっかり泣いてしまった。
「ダメだ~こういうの」
って言いながら泣く私をみて、
「うそでしょ?泣いてんの?!」
なんてビックリしてた周りの人達も、
「やだー!もらい泣きしそー」
なんて言ってウルウルしてた。

泣いたっていいじゃない、人間だもの。
それだけ楽しかったってことよ。


遠ざかるあの海で今もイルカたちは泳いでいるんだよな~
イルカたち、みんな元気で、いつまでもここに棲みついててほしいなぁ。
あぁ、イルカかわいかったなぁ、
あぁ、イルカ・・・

なんて思いながらふと見ると、船の上にイルカが!
私、とうとう幻覚が見えるようになったか?
と思ってたら、イルカの被り物を被った人だった。

なんか楽しそ~。 
191104033.jpg
こういう遊び心の余裕がある旅行できる人っていいね。
記念に写真を撮らせてもらった。

被りますか?と薦められ、

私も御蔵島のイルカになった気分で、
191104034.jpg
御蔵島をバックに。
のんべえイルカ。
私がイルカだったらきっとこんな感じだろうな、という一枚になった。


この後しばらく甲板で、私はビールを数本飲み、
Kちゃんにいたっては、竹芝到着寸前まで缶チューハイを飲んで過ごした。


船の上で見る夕日。
191104035.jpg


幻想的だね~。
191104036.jpg


こうして海と空を眺めながら、ほとんど甲板で過ごしていたら、
あっと言う間に竹芝桟橋に到着。

船は全然揺れなかった。
酔い止めは一応、飲んでおいたけど、飲まなくても大丈夫だったかも。


竹芝に着いて、みんなでJRに乗って帰宅の途に。
それぞれが自分の家に帰って、日常生活がまた始まるんだね。

私は新宿から特急あずさで山梨へ帰った。

こうして御蔵島旅行は、無事に終ったのでした。

つづく。。。

其の三。晴れてても風があっちゃぁ。

昨日の雨が嘘のように晴れた御蔵島二日目。

興奮して昨晩もあまりよく眠れなかった。
イルカスイムに影響ないといいなぁ。

朝ご飯を食べて、イルカ船の時間など連絡を受けて、
早速水着に着替え、ウエットスーツを来て、
みんなでワァワぁきゃあきゃあと準備をして、
さぁ、バッチこーい、イルカ!


そこへイルカ船の船長がフラッと現れて、申し訳なさそうに、

「今日は風が強いのて、イルカ船が出せません・・・。
 中止にしようと思います・・・。」

準備万端で待っていたその場にいた全員、固まった。
えー、こんなに晴れてるのに~。
まぁ、確かに。
晴れとか雨とかじゃないんだよね。
風が強きゃ晴れてても船は出せない。

みんなワラワラと散って
仕方ないので部屋に戻って洋服に着替えた。

この日、竹芝からの船・橘丸も、
朝便も、昼便も、完全欠航となってしまった。

そうなると、この日、昼の便の船で帰る予定だった人達は、
帰りの足を確保しなくてはならないのですよ。
海がだめなら空。

帰る足を確保しようと喧々諤々している人たち。
なるほど、そういう手(いや、足?)があるんだな~。
明日、私は橘丸で帰る予定だけど、
もしかしたら明日も船は欠航になるかもしれない。
明日は我が身。勉強になるな。


さて、船で帰れなかった人たちが、無事に空から帰宅の途についたし、
私は午後のイルカ船までノンビリするしかないか。
いや逆に、御蔵島で朝からノンビリなんて、滅多にできないんじゃない?

そうだ。
私がイルカスイム以外にやると決めていたことをやるチャンス!
それは、

御蔵島の海を眺めながら、ミスチルの曲を聴いてひとりでボーッとする


そこでスマホを持ってさっそく海の見える場所へ。


おおー三宅島が見えるよ。
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青い海、青い空。そしてミスチル。
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いいね、いいね~♪

しばらくボーッとしていたけど誰も来なくて静かな時間。

御蔵島に上陸できたし、イルカとも泳げたし、海を眺めながらミスチルを聴けたし、
なにげにノルマ達成じゃん。

お昼近くなってきたので、宿に戻ってKちゃんと昼ご飯を食べに美美庵へ。

午後、イルカ船に乗るならあまり食べ過ぎない方がいいよね、と、
カレーの小を頼んだんんだけど、
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フツーのサイズのカレーだった。
これで小って、大サイズはどんだけ多いんだ?

その後、行きたいと思っていたお土産屋さんに寄って買い物。
御蔵島でジェラートが食べられるなんて。

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このお土産屋さん、営業時間がタイトな上に、木曜日が定休日。
私が帰る明日は木曜日。
このお店の手ぬぐいとかTシャツとか絶対買うと決めていたので、
今日買い物できて、ちょうど良かった!

買い物も済んだしお昼ご飯も食べたし。
午後のイルカ船まで部屋でノンビリしていたら。

なんと、風が収まらないので、午後もイルカ船は中止と。

むむぅ、それは残念。
残念だけど、思ったより凹まなかった。
昨日、ばっちり泳げたからかな?

なのでまたKちゃんと島散策。

御蔵島の郵便局のポスト。
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カワイイねぇ。
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稲根神社。
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御蔵島の氏神様にご挨拶しておかなきゃ。
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御蔵島は坂が多くてもう汗だくになってしまった。

ビール飲んじゃぇということになり、商店へ。
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ここは商店と宿もやってるお店。
実は私、最初はこの宿に泊まる予定で予約していた。
それが台風で流れてしまって、キャンセルになってしまった。

そしてやっと中央線特急が復旧したので、
再度、御蔵島行きを決めて、早速この宿に電話したんだけど、もうすでに満室だった。

その事をお店のレジの人に話してたら、
なんとこのお店の人、私が今、住む町ををよく知ってる方で。
御蔵島でこんなローカルな話題で盛り上がるとは!

次、来る時は是非この宿に泊まりたいです!
是非、お待ちしてます!
とご挨拶をして、ビールを買って店を出た。


御蔵島の坂の上から海を眺め、
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乾杯♪


その後、御蔵荘というホテルみたいな宿の日帰り入浴へ。
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夕日を眺めながらお風呂にはいる。

今日は綺麗な夕日になるね~。
でも、陽が沈むまで浸かってたらのぼせるよね。

なのでお風呂を切り上げ、外で夕日を眺めることにした。


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ウットリ。。。

こんなキレイな夕日を、御蔵島で見られるなんて。
なんか、シアワセだなぁ。
御蔵島に来れて良かった。


宿に戻って夜ご飯。
その後、部屋でまた女子トーク。
私はビールを数本。

今日はイルカには会えなくて残念だったけど、
特に大それたお出掛けしたわけじゃないけど、
なんかすごーく満たされた一日だった。


つづく。。。

其の二。御蔵島に上陸できるのか?できないのか?

22時半に竹芝桟橋を出港して、
久しぶりの船の上からの東京湾の夜景を堪能・・・
と思ったら、背後で

「カンパーー―イ!!!」

と、賑やかな声が。

「初めましてー!よろしくおねがいしまぁーーーーす!!!」

きっとツアーなんだろうね。
30代くらいの男女10人くらいか?

私たちこれからイルカと泳ぎに行くんです楽しいんですー
初めましての人もいるけどもうこんなに仲良しなんですー

というオーラをバンバン醸し出して、缶ビールで乾杯してる。
こういうウェイウェイ系は苦手なので、
仕方なく、船の反対側の甲板に移動。

移動した反対側は、私と似たような、一人でしっぽりしたい人が、
ポツン、ポツンと夜景を堪能してて、静かでよかった。

煌びやかだった夜景もだんだんと落ち着いて来て、
家だったらもうとっくに寝ている時間になったので、
自分のベッドに戻って寝る準備を。
明日、無事に御蔵島に到着できれば、島に着いたらすぐイルカ船に乗るだろう。
ちゃんと寝ておかなくちゃ。

歯を磨いて顔を洗って、シャワーは酔うからいいや。
寝て目が覚めたら御蔵島だ。

なんて思ってても、なかなか寝付けなくて、
やっとウトウト・・・したと思ったら船内放送。
あ、もう朝なんだ。

「まもなく三宅島に到着します。下船のお客様はご準備を。」

おぉ、もう三宅島かー。
甲板に出て島でも見てみようかな・・・
と起き上がったその時。


「なお、御蔵島は港の海の状況が悪く接岸できないと連絡が入っており、
 本日は欠航となります。ご了承ください。」


というアナウンスが・・・。



欠航・・・。


こんな切ない報告を、サラッと、いともサラッと言うなんて・・・・。


あぁ・・・ダメだったか・・・。

もう三宅島なんて見たくないわ。
ショック過ぎて動けないわ。

三宅島で降りる人たちの、ザワザワする音を聞きながら、
ベッドの上で固まる私。

しばらくして、船は三宅島を離れた、らしい。


「本船は御蔵島を通過して、終点の八丈島に行きますよ。」

みたいなアナウンスが流れた。

それから3時間くらいして八丈島に到着。
八丈島で降りる人がわらわら降りてった。

つまりこの時点でこの船に残ってる客は、みんな御蔵島に行く予定だった人ってことだ。
私のベッドのエリアは、女の子が一人、残ってた。
どうしよう、話しかけてみようかな。
欠航の悲しみを分ち合ったら少しは気が紛れるか?
でももし、
「私こんなの慣れっこですから。」
などと旅慣れマウンティングをされたら、もう立ち直れない。

迷っていたら私のベッドに船員さんがやってきた。
黒服みたいに立膝ついて、
「御蔵島の予定の方ですね?どうしますか?八丈島で降りられますか?」
と聞いてきた。
一瞬、はい降ります、と答えそうになったのをぐっと堪え、
「いえ、このまま乗ります」と返答。
「では、このままこのベッドをご利用ください。
 ただしこの後、船内清掃が入るので一旦ラウンジなどに行かれて、ベッドをお空けください。」
残ってるお客さん一人ひとりに聞いて廻ってるみたい。

そうか。船内清掃か。
ぐちゃーっと広げてた荷物を簡単にまとめて、貴重品だけもって、甲板に出てみた。

モバイル通信がつながるので、旦那に欠航の報告ラインをしたり、
八丈島の写真を撮ったりしながら時間を潰す。


「御蔵島予定のお客様。折り返しのご乗船につきまして、
 乗船券を確認するので総合案内までお越しください。」

とのアナウンスが流れたので、受付に行ってみると、数人がパラパラと並んでた。
あー、みんな御蔵島残念チームだね。

受付をしてくれた船員さんに、
「明日の船なら御蔵島に着岸できますかね?」
と聞いてみた。

そう、この船が竹芝に着くのが20時頃。
その2時間半後にまた船は出航するので、
そのまま乗って、またチャレンジしようかな、と思っていた。
すると、
「いや・・・明日の方が厳しいです。」
と。意外な答え。
「えー、明日は晴れるのに?」 と聞くと、
「晴れるんですけど、低気圧が近づいてきているので・・・。」
と、横に張り出されている天気図を指さしながら、
「明日の方が海況は悪いです。しかも、これからどんどん悪くなりますから・・・。」
と申し訳なさそうに教えてくれた。

今日がダメで明日はもっと悪い。
となると、もうダメじゃん・・・。

はぁ~。
諦めるか、それともダメもとでまた船に乗るか。

迷っていたら、一人旅っぽい女のひとがフラフラしていたので、話しかけてみた。

すると、その女性も次の船にまた乗るか迷っているらしい。
私も迷ってる、ということと、
さっきの船員さんの、「明日の方が海況は悪い」っていう話をしてみた。

「どうしましょうね~」
うーん・・・と固まるオンナ二人。

そして彼女からの情報として、
次の船に乗るならこのまま今回の船代で乗ることができる。
つまり、新たに次の船代を払う必要はないということ。
乗らないなら、払い戻してくれるらしい。

そして、この後、八丈島を出たら、
午後にもう一度、御蔵島に着岸できるかアタックするらしい、と。

なんだ。八丈島折り返してからの御蔵島寄港は、
まだ完全欠航と決まったわけじゃないのか。
そんなこと、さっきの船員さんは言ってなかったよ。


御蔵島、上陸できるといいですね、と言ってその女性とは別れ、
また自分のベッドに戻って横になった。

ほどなくして船は八丈島からのお客さんを乗せ、島を離れた。

「当船は八丈島を出港し、竹芝に向かいます。」
とアナウンス。
あー、御蔵島の「み」の字も出なかった。
ってことは、やっぱりダメなのか。

ショックと船酔いの心配で朝ごはんを食べる気にはなれず、
歯磨きと顔を洗ったら、またベッドに横になった。

すると昨晩、眠れなかったせいか、急に睡魔が襲ってきて、
ウトウト、気持ち良く眠ってしまった。

ハッと目が覚めたらもう11時半を回ってた。
昼ご飯、どうする?朝ご飯も食べてないから、食べとかないとなんだけど、
食欲ないしなぁ・・・
なんて思いながらも、しばらくそのままボーッとしていたら、

ピンポーン♪ (実際は違う音楽だったかも)
「長らくのご乗船、お疲れ様でした。
 本船はあと15分ほどで、御蔵島港に到着いたします。
 御蔵島でお降りのお客様は、下船のご準備をお願いいたします。」

という、定型の女性のアナウンスが。

へ? 降りれんの?!

いやいや、この後、船員さんが訂正アナウンスとかするんじゃないの?
やっぱ、ダメだよ~とか言うんじゃないの?

と、ヒヤヒヤしながら待ってみたけど、何もなし。

あれ、もしかして、本当に降りれるのかも・・・。

ヤバイ。
竹芝までまた7時間乗るんだと思っていたから、
荷物を広げたまま!
あと10分?!
ベッドの隅にぐるっと広げられている洗面用具やら着替えやら電気湯たんぽやらオニギリ等々、
えいっ!と慌ててバックパックに詰め込んで、下船口に登ると、
もうすでに何人か並んでた。
なんで? みんな知ってたの?
それとも諦めずに待ってたの?
もしかして、私がウトウト眠っている間に、
なんらかのアナウンスがあったのかも?

数分後、扉の窓の向こうに、港のコンクリートが見えてきた。
御蔵島の景色が、上に下にと、結構、揺れてる。
船、めっちゃ揺れてるし!

やがて景色が水平になってきて、船は港に横づけされたもよう。
島側の人たちがタラップ設置作業を始めて、扉が開けられ・・・
み、御蔵島が、すぐそこに・・・!

ほんと?ほんとにいいの?
急に大きな波がきて、船が煽られて、やっぱりダメってなるかもしれないし、
早く上陸してしまいたい!
はやる気持ちを抑え、
乗船券を船員さんに渡して、タラップを歩いたら船が少し揺れて、
バックパックが重くてふらついた。
タラップ係りの島の人に、
「足元、気を付けてくださいね~」と声をかけられたので、
その人の目をグッと見て、深く頷き、
転ばない様にしっかり踏みしめながら・・・


やったーーー!御蔵島に上陸できたーーー!

島は雨。
191104010.jpg
そんなの気にしない!
上陸できればなんでもいい!


港にズラーっと並ぶ宿のお迎えの車。
でも、自分のお世話になる宿の車がどれか分からない。
プラカードとか持ってる人がいない。
えー、どれ?
雨に濡れながら一台一台、車を見るけど、
宿の名前が書いてある車がない。
書いてあっても、私がお世話になる宿じゃないし。

すると、ひとりのおばちゃんが目にとまった。
なんとなーく、この人かな?と思って話しかけてみたら、大正解!
我ながらすごい。

他の同じ宿のお客さんと一緒に車に乗せてもらって宿へ。

部屋と宿の案内もそこそこに、

「あと30分後にイルカ船が出るので、準備して集合してくださーい♪」

と。

ここから、怒涛のイルカ船準備。

借りるウエットスーツのサイズ合わせてもらったり、
フィン、マスク、シュノーケルをチェックして、
イルカスイムは初めてですか? 御蔵島は初めてですか?等々、
ガイドさんにチェックしてもらって、
イルカスイムは経験あるけど、
シュノーケルどころか、海にもう10年以上、入っていないことを説明した。

朝ご飯も昼ご飯も食べてなくて空腹だけど、
とりあえず酔い止め薬を放り込むように飲んで、
あっと言う間にイルカ船に乗って海の上!


イルカスイム、めっちゃ楽しい!!



海が久しぶりで、シュノーケルも久しぶりで、
(この度、シュノーケルとマスクが使えるかお風呂で確認した)
イルカとの泳ぎ方、もう忘れちゃったかもだし、
そもそも47歳の今の私じゃ体力がもたないかもだし、
フィンで足がつっちゃうかもだし、
とにかく、おぼれないよう、死なないように、
皆さんに迷惑かけないように、
イルカに会えるだけでいい!

そう思っていた10年ぶりのイルカスイム!
船の上からイルカを見たら泣いちゃうかも!

と思っていたけど、いざイルカを目の当たりにしたら、
そんなセンチメンタルな気持ちはどこへやら!

いたーーーー!
イルカの背びれがたくさん!!
ぶはっっ っていうイルカの息継ぎの音!!!
早くイルカと泳ぎたいーー!!!!


船の上で、私がウエイトを着けようとしたら、
ガイドさんからストップがかかった。
「海、久しぶりとのことなので、とりあえずウエイト無しで入って見ましょう♪」
と。
それもそうだな、とウエイト着けないで入ってみた。


すごい、ご機嫌に遊んでくれるイルカたちだった!
潜らなくても上まで来て遊んでくれるイルカたち!
191104012.jpg
一緒のイルカ船に乗った子が撮った写真。

一回目のエントリーが終わった時に、
「大丈夫そうですね♪」
とガイドさんが言ってくれたので、
二回目からはウエイトを着けてエントリー。

向こうからイルカが泳いできた!
えいっ とジャックナイフ (頭から垂直に水中に潜ること)でイルカのもとへ!
今、私、イルカと泳いでる~!
くるくる遊んでくれてる~!
イルカかわいい! めちゃくちゃ楽し~~!

イルカスイム、体が覚えてた。
これには自分でも驚いた!


私とイルカのツーショット♪
191104011.png
同じ子が撮ってくれた。
くるくる回って泳いでる所を、撮ってくれてたんだって。

イルカスイムやる人はみんな、
イルカと自分がくるくる泳いでるところを画像に残したいって思ってるもの。
お願いしてないのに、まだ話したこともない人なのに、
写真とか動画を撮って、どうぞってシェアしてくれる、
なんていい人なんだー!


それにしても、カメラで撮りながら泳げるってすごいなぁ。
私だったらイルカに夢中になって、カメラを落としちゃいそうだわ。


こうして私の久しぶりのイルカスイムは大満足に終わった。

その後は宿でお風呂!
イルカ船に乗るのは同じ宿のお客さんなので、
湯船につかりながら今日の話をして、冷えた体を温めた。

相部屋になったのは、神奈川から来たEさんと東京から来たKちゃん。
さっきのイルカの写真を撮ってくれたのが、Kちゃん。
この二人がまたとても面白い人で。
さっそく部屋で女子?トークしたり、買い出しに出掛けたり。

そして待ちに待った夕食。
私にとっては、竹芝桟橋で食べたオニギリとサンドイッチ以来の、
実に24時間ぶりの食事!
EさんとKちゃんと3人でビールで乾杯!

なんてシアワセな1日なんだーーー。


つづく。。。

其の一。久しぶりの一人旅!

もう先月の話になってしまいますが・・・。
annai kannaiのインスタと写真はダブるけど、ブログにも書こうと思いつつ
間があいてしまった~。

ちょっとした旅行記です。
興味ある方はお付き合いください。



台風19号の影響でずっと運休していた特急あずさ。
運転再開した10月28日に、あずさに乗って向かったのは、


竹芝桟橋。

おぉー・・・久しぶりだー!
191104001.jpg
船好き、島好き、旅好きの皆さんにとっての、パワースポットね。


夜景と船。なんて素敵なんだろう。
191104002.jpg
ワクワクするわ~。高まるわ~。


そうそう、この船ですよ、私がこれから乗ろうとしている船は!
191104041.jpg


御蔵島!
イルカの棲む御蔵島!
何年振りだろう? 間違いなく10年以上ぶり。
191104009.jpg


実は、10月14日の船に乗る予定でした。
特急あずさも、船も、御蔵島の宿もイルカ船も、全部予約してた。

そこに台風19号。
土砂崩れで中央本線も中央道も分断されてしまった。
更に、予約していた御蔵島の宿から、海況が悪い、との連絡も入り、
今回はやめときます。
と、いったん、御蔵島は諦めた。

台風の影響のキャンセルなので、
全ての予約がキャンセル料がかからなかったんだけど、
かなりショックだった。
今シーズンはダメか・・・。来年行けるかな・・・。
と諦めていた時に、中央本線・特急あずさの復旧の知らせ。

正直、台風の被害に遭われている人がたくさんいる中、
私は楽しんでていいんだろうか? と少し躊躇したのだけど、
だからこそ!
未来なんてどうなるか分からない。
行ける時に行っとかないと!
と思い立ち、早速ネットで宿を調べ、
どうにか空室のある宿を見つけ予約をしたのが26日。
そして28日のこの日、どうにか竹芝桟橋まで来ることができたのです。

久しぶりの一人船旅。
一番安い2等の雑魚寝エリアは少し不安だったので、特2等にした。
2段ベッドでカーテンで仕切って個室になるのです。
コンセントも一口ついてるし、
もし船に酔っちゃっても人目を気にせずゲッソリできる安心にお金を払ったわ。


竹芝桟橋に着いたのは19時半過ぎ。
乗船券販売開始は20時から。

満席で船に乗れない、なんてことはないんだけど、
乗船券を手にするまで、なんか落ち着かないのよね~。
予約もなにもしていないせっかちクイーンの私は、なんとなーく売り場の近くをウロウロ。


すると20時になり、窓口のカーテンがシャッと開いて、
受付のお兄さんと目が合ってしまった。
吸い込まれるようにフラフラと・・・気がついたら一番にチケットを買っていた私。
気合入ってる観光客みたいだ。
いや、ホントに気合入ってるんだけど。

受付のお兄さんは、こっちが何も言わなくても、
女性エリアにしてくれたし、ベッドも下の段を取ってくれた。
優しいなぁ。

乗船券買ってしまえばあとは出航までの2時間半、
時間を潰しましょう。
もう・・・わくわくドキドキし過ぎて吐きそー。
でも夜ご飯も食べなきゃ。


三宅・御蔵・八丈のロッカー。
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そうそう、奥の待合室にはこんなイルカのオブジェもあるんだよねぇ。
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そういや、このイルカは、御蔵のイルカだろうか?
それとも小笠原のイルカだろうか?
なんてことを思いながら、コンビニで買ったオニギリとサンドイッチを食べる。


腹ごなしに色々歩き回りたいところだけど、私はオソロシイほどの方向音痴で、
乗船口に戻ってくられなくなるといけないので、近場をウロウロしてみた。


これから私が乗る橘丸。
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タラップ準備してた。


ここ竹芝桟橋はフリーWi-Fiがあって、
旦那とラインしたりスマホをいじったり。

特急あずさの車内にもフリーWi-Fiあって、これはありがたかった。
今どきの街はフリーWi-Fiだらけなのか。
セキュリティーは大丈夫なんだろうか。

なんて感じでなんやかんやしていたら、
あっという間に乗船時間。


船に乗り込み、タラップが撤収され、
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船が離れていくよ!
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レインボーブリッジをくぐって、
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レインボーブリッジと橘丸。
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赤に青い十字は東海汽船のマーク。

御蔵島への船は、ほぼ毎日「条件付き出航」です。
つまり、島まで行ってみて、御蔵島港の波の状況次第で、
着岸できなければ欠航となり、そのままこの竹芝に戻ってきてしまう、ということ。
欠航になることが案外多くて、ゆえに
「御蔵島は、近くて遠い島」 なんて言われてたりする。

7時間半かけて御蔵島に行って、ダメならまた7時間半かけて戻ってくる。
ホント、ただ船に乗るだけの旅。
ま、それはそれでいいんだけど、やっぱり御蔵島に上陸したいよ。

さぁ、どうなる?御蔵島、上陸できるのか?!
こんなワクワクどきどき久しぶりだー。
めっちゃ楽しい!!

つづく。。。。